テレアポの経験
皆様、お久しぶりです。
突然ですが
2か月間かけまくりました。
今までの人生で電話かけた回数をはるかに上回りました。
これを乗り切れば成長できるかも……と思い、めっちゃ頑張りました。
結果、メンタルが死にました。
なぜこのインターンを始めようと思ったか。
やっている最中、何を思っていたか。
卒業間際、何を思っていたか。
これからどうしていくか。
これを自戒をこめて書いていきます。
長期の営業インターンを考えている人の参考になれば幸いです。
1.なぜ始めた?
そもそもなぜこんなこと始めたかっていう話です。
圧倒的成長をしたかった!……ではなく。
ばりばり稼ぐぜ!!…ではなく。
「営業ってどんな感じ?働くって結局のところどうなの?」
まさにモラトリアム。こんな感じでゆるゆるの動機で始めました。
僕は現在マーケティング職志望ですが、商売の真髄は営業にあると思っています。
現場で日々戦い続ける営業職。
顧客のニーズというのは実際にその現場に行って自分の目で見ないとわからない、というのが僕の考えです。現場主義。
また、営業スキルはどこに行っても使えるポータブルスキルです。めちゃくちゃほしい。
営業で現場経験を積んでからマーケティングを極める、というのが現在思い描いているキャリアパスでした。
なので、この営業インターンはうってつけだったわけです。
こういった考えもあり、誘われたときは二つ返事で参加しました。
2.始まる悪夢の日々
開始時点
始めた当初はやる気に満ち溢れていました。
営業成績残すぞ。やってやるぞ。
負けず嫌いが良い方向に向いていました。
社員さんにも期待をかけていただきました。俄然やる気が出る。
インターンの主な業務はテレアポでした。それを社員の方々に回す。
電話での新規開拓営業、つまりコールドコールですね。
簡単な説明を受け、「やりながら考えて、わからなかったら言って」と言われ初日の午後から架電(電話をかけること)を開始。
そもそも電話が苦手(現代っ子)なので恐る恐るかける。BtoBビジネスだったので企業に電話するのですが、就活生ということもあり緊張MAX。
初日は30~40件程度かけてアポを取れずに終わりましたが、それでも楽しかったです。断られてもそれは一つの経験だし、何より電話に慣れ始めたというのが自分でも感じることができたから。
2日目の午前中に初アポが取れました。嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。社員さんやほかのインターン生の皆さんにたくさんの「おめでとう」という言葉をいただきました。
この時、
あれ?割と自分って営業向いてる?
とふと思ってしまいました。
これが後の命取りに。
アポが取れない
一層頑張ろうと思い、家ではロールプレイングやリサーチを自主的にやっていました。
勤務中は1日90~100件にかけまくる。
家に帰れば答えに詰まったところを反復。反復。反復。
「テレアポ テクニック」「テレアポ 確率 あげる」でググり、過去のインターン生の日報を片っ端から読みながら寝る。
今思えば、いろいろとやばいですね。
これだけ頑張ればアポもガンガンとれるようになる。
そう信じて疑わずにやっていました。
しかし、勤務2日目のアポを最後に全然取れなくなりました。
周りはどんどんアポを取るので気持ちは焦るばかり。
これではいけない、と思いもっと何かしなきゃと思う反面、
もう出来ることが思いつかない……
それまでに自分に思いつく限りのことはしていました。
時間外労働と言われるかもしれませんが、自分には必要だと思っていたからです。
しかもノルマは追いかけてきます。
かけてもかけてもガチャ切り、受付でブロック、担当の人が出てきても「結構です」とばっさり。テレアポって顔が見えない分断る側はストレスを感じにくいと聞きますね。
自分を否定されているわけではない、とわかっていてもどんどん落ち込んでいきました。これではだめだ。でも何したらいいかわからない。どうしよう。
声に不安が乗ってしまうとさらに取れなくなるんですよね。これはやってみないとわからない。
そんなこんなで、もがき続けました。蟻地獄かよ。
3.最後の時
そんなこんなで2か月が経ちました。
正直、最後はネガティブどまんなかで何を思っていたか断片的にしか覚えていません。
これって電話の相手に迷惑じゃ……
もっと効率の良いやり方(メルアポ)とかあるんじゃ……
何しに来たんだっけ……
これやりたかったことだっけ……
こんなの考えてたらとれるわけないじゃないですか。
先も勝ち筋も全く見えない中で心は完全に折れていました。
しかし、追いかけなきゃいけない数字はある。
でも、どうしたらいいかもうわからない。
朝が来るのが怖かった。
まだまだ自分はこんなもんじゃないと心のどこかで思い続け電話をかけまくるも断られ、しまいには電話口で怒られる始末。
勤務中に涙がツーっと出てきたときはこれだめかも、とうっすら思いました。
社員さんに気づいたらリタイアを申し出ていました。
4.終えてみてどうだったか
こうして2か月間のテレアポブートキャンプは終了しました。
完全敗北です。
こうして苦い経験として初営業経験をしたわけですが、これで倒れていては意味がありません。倒れることと立ち上がることはセットです。これ大事。
相談できずに抱え込んだことがおそらく一番大きな敗因だと思います。
ノウハウがない状態で、かつ教育体制もないところだったので自分でなんとかしなきゃ、という思いが行き過ぎてしまいました。
また、電話をかけるリストがあるのですがもっと精査すべきだったかもしれない、と今思います。ニーズがないところに売りに行くほど難しいことはないし、相手の状況を考えずに電話をかけまくるなど言語道断です。
さらにコールドコールは非常に確率が低いこと。裁量のある人につながる確率がだいたい20%いかないくらい。そこからアポにつながるのがだいたい1,2回。100かけて、20つながり、1アポくらいが相場です。焼き畑農業か。
まだいろいろ書きたいことはありますが、これ以上は個人的に恥ずかしいのでこれくらいにしておきます。
以上です。